JUGEMテーマ:闘病記
2006年10月24日
朝起きたら、左耳が塞がった感じがした。
ここですぐ、
「これはもしや突発性難聴?」
と思えたのは、最近、親しい友人がこの病気にかかったことがあると聞いていたためだ。
さっそくネットで調べた。
『突発性難聴とは、ある日、目を覚ますと片側の耳が聞こえなくなっていたり、
詰まる感じがしたり、耳鳴りを感じたりする病気です』
私の症状と全く同じだ!
この病気の原因はまだ不明だが、疲れや風邪が原因となることもあるらしい。
前日から少し鼻水が出たりと風邪の症状があった私。
少し前に日本に二週間の一時帰国をした。
その後、疲れていたのにゆっくり休養する間もなく、家族の看病続きでかなりバテていた。
ストレスも感じていた。
耳の状態は、午後からはずいぶん良くなってきた。
特に聴覚に異常は感じられないし、何となく耳に違和感がある程度。
あぁ、どうか気のせいであって欲しい。
2006年10月30日
6日経っても、やはり何か耳の違和感がずっと続いている。
たいしたことはないかもしれないが、
手遅れになるのもイヤだったので
(このまま耳が聞こえなくなったという人も多いらしいし)、
以前行ったことのあるA耳鼻科へ行ってきた。
前回行ったのは約3年前。
ちゃんと記録も残っていて『初診』ではなかったので、
余計な手続きはいらなかった。
でも保険のことが何かトラブっていて、けっこう待たされた。
何をするにもスローペース。
診察室へ呼ばれてからもドクターはなかなか来ないし。
これじゃ、予約の時間なんてあってないようなものじゃないか!
と怒りたくもなるが、こういうことはアメリカでは日常茶飯事。
ずいぶん慣れたけどね。
久しぶりに会った中国人のドクターは、相変わらず小声でボソボソと話す。
本当に耳の悪い人は、この人の声は聞き取れないんじゃないかな。
でも声が大きすぎても耳に響いたりしてうるさく感じるのかも。
症状を話して、耳を診てもらったが、特に異常はないらしい。
その後、ヒアリングテストを受けた。
高音も低音も両耳とも異常なし。
ただ、耳に圧力をかけて調べる検査で左耳だけが異常があった。
病気のことは日本語で話されても難しい言葉が多く、ピンときづらいと思う。
それが英語で耳の中のしくみや何やら話されてもさっぱり分からない。
一つ一つの検査を納得しながら受けられないというストレス。
言われてることが理解出来ないので、
それについて分からないことをその場で聞くことができないストレス。
あぁ、日本で、日本語で、ちゃんとした診察を受けたかったとしみじみ思った。
その圧力をかけて調べる検査、というのは後で家に帰って調べたら、
『チンパノメトリー(中耳の空気圧や鼓膜の可動性などを見る検査)』
というものだったと知った。
夫の通訳から判断するに、
耳の中は見えないので推測でしかないが、
どうも左耳に液が溜まっている可能性があるとのこと。
風邪ひいたときの鼻水の影響かも?ということで、
今日は【GFN 600-Phenylephrine 40(フェニレフリン)】という鼻炎薬をもらってきた。
とりあえずこれを10日飲み続けて、その後もう一度検査をすることになった。
たいしたことは何もしていないのに、待ち時間も入れて1時間半もかかったよ。
もっとスムーズにいかないものかなぁ。
仕事の時間に夫に付き合ってもらっているので、なるべく短時間で済ませたいのに。
2006年11月13日
言われた通り、きっちり薬を飲んで耳鼻科を再受診。
結果は異常なし。
異常がないというのは良いことなはずなのに、
結局何だったのだろう〜とスッキリしない気持ちがいつも残る。
今回は耳の異常のみで、めまいなどの症状は起こらなかった。
3年前のあの大きな発作のことがあるので、
あんな状態になる前にちゃんと受診したことは安心材料にはなったかな。
アメリカでの耳鼻科受診は、これで最後だった。
これから数年はそんなに大きく体調を崩すこともなく過ごせたので、
今思えば幸せだったと思う。
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