「皆が当たり前のように知っている歌を
私だけが知らないことがよくある」
と、いつか娘が言っていた。
アメリカで生まれ育ったから、
幼いころの歌を知らないのは
仕方のないことかもしれない。
だけど、
日本に戻って来てからの小学生以降の歌も
あまり知らないとか。
テレビをほとんど見せてこなかったからねぇ…。
下校後はいつも習い事で忙しかったのよ。
例え習い事がない日でも、
ピアノやバイオリンなどの練習は
家でも毎日やらなければならない。
学校の宿題ももちろんあるし、
決して体力もある方ではなかったため、
夜は決まった時間に早目にきっちり寝せていた。
そんな感じだったから、
テレビなんか見るような時間はとてもとれなかった。
週末の夕食時に、
録画した【大河ドラマ】とか【イッテQ】とか
そんなのを見せてたくらいかな。
でも、親の私だって同じなんだよね。
「こんなに売れた歌なのに知らないの?」
とか
「こんなに話題になったことを知らないの?」
と何度言われたことだろう。
特にアメリカにいる間のことは
日本のことは本当に知らないことが多い。
もちろん、TV JAPANもたまには見てたし、
ネットで大きなニュースくらいは
チェックしてたつもりだけどね。
SMAPの【世界に一つだけの花】という歌を
知らなかったときは、友人から驚愕されたっけ。
まぁ、そんなことで娘はお友達と話が合わずに
ちょっと悲しい思いをしたこともあったらしいのね。
気持ちは分かるけど、
実は、夫も私も
あまりテレビを見せてもらわずに育ってきた。
見るのは、親が付けているほぼNHK。
意外にも二人とも
けっこうお堅い家庭で育ってきたのね〜笑
確かに私も
学校でテレビの話題について行けずに
親を恨んだこともあった気はするなぁ。
だからと言って、我が子には
可哀想だからとテレビを見せていたら…
どうなったんだろう?
寝る時間を削るか、
習い事を止めるか、
じゃないと時間はとれなかっただろうから、
何かを諦めただろうか?
時間があるときは本もよく読んでいたが、
テレビがついていたら
きっと読書もしなかっただろうな。
色々悩みながらの子育てだったけど、
今でもまだそれが正解だったのか
よく分からない。
今の若者はテレビ離れをしてるらしいね。
もうスマホやパソコンがあれば
テレビを見る必要はないのかな。
ちなみに、子どもの頃に
あまり自由にテレビを見られなかった私たち夫婦は、
今やテレビっ子(子じゃないって?)笑
ダラダラとはあまり見ないけど、
録画したのをCMを飛ばしながら
サクッと短時間で見てるかなー。
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息子のバイオリン奮闘記◆親は下手の横好きで音楽のレベルは高くない
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